中国国営中央テレビ(CCTV)によると、南部貴州省の大方県で22日午前9時(日本時間同10時)ごろ、住宅6棟を巻き込む地滑りが発生した。8世帯19人が下敷きになったとみられるという。現場の山の勾配が急で二次災害の危険もあることから捜索活動が難航していると伝えている。
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大方県は、中国が全土で「脱貧困」の達成を宣言した2020年の前年まで貧困県だった山間地域。CCTVは家屋のすぐそばの山の斜面が崩れ、土壌がむき出しになっている空撮映像を伝えているが、捜索活動の様子は確認できない。
また、県内の別の集落でも22日未明に地滑りがあり、2人が下敷きになっているという。貴州では21日午後から局地的な大雨が降り、土砂災害への警戒が呼びかけられていた。